― 長大橋梁・トンネルにおける区画柵の試行設置箇所の拡大 ―
令和5年8月3日
東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本は、重大事故につながりやすい暫定2車線区間での高速道路の正面衝突事故防止対策として、ラバーポールに代えて区画柵の設置、検証を進めております。
これまでに2018年6月15日に国土交通省が公表した「 暫定二車線の高速道路のワイヤロープ設置方針について 」及び2020年3月31日に公表した「 暫定2車線の高速道路における新たなワイヤロープ設置方針について 」を基に、土工部、中小橋梁※1について、ワイヤロープの設置を進め、2022年度末までに概成しました。
長大橋梁※2及びトンネルについては、2021年6月8日の「 高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会(第5回) 」を経て、2021年10月よりセンターパイプ、センターブロックを試行的に設置し、検証を開始しました。
この度、2022年12月6日の「 高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会(第6回) 」において、試行設置箇所の拡大が決定されたことを踏まえ、以下の箇所についてセンターパイプ・センターブロックを順次設置していくこととしましたのでお知らせします。引続き正面衝突事故防止対策としての有効性、適用性の検証を進め、暫定2車線区間における交通安全対策に取り組んでまいります。
橋梁延長50m未満の橋梁
橋梁延長50m以上の橋梁
区画柵の試行設置対象を全国20路線、延べ約13km注1を更に拡大します(別添2)。なお、試行設置箇所は関係機関との協議を踏まえ変更する場合があります。
会社名 | 路線数 | 設置種別 | 設置箇所数 | 設置延長注1 | 設置予定時期 |
---|---|---|---|---|---|
NEXCO | 8路線 | 長大橋梁 | 16箇所 | 約4.7km | 令和5年度~ |
東日本 | トンネル | 2箇所 | 約0.5km | 令和6年度~ | |
小計 | 18箇所 | 約5.2km | |||
NEXCO | 5路線 | 長大橋梁 | 17箇所 | 約3.8km | 令和6年度~ |
中日本 | トンネル | 1箇所 | 約0.2km | 令和6年度~ | |
小計 | 18箇所 | 約4.0km | |||
NEXCO | 7路線 | 長大橋梁 | 6箇所 | 約3.8km | 令和5年度~ |
西日本 | トンネル | 3箇所 | 約0.6km | 令和6年度~ | |
小計 | 9箇所 | 約4.4km | |||
合計 | 20路線 | 長大橋梁 | 39箇所 | 約12.3km | |
トンネル | 6箇所 | 約1.3km |
構造物延長であり、実際に設置する延長とは異なります
≪区画柵とは≫
以下の技術的性能が確認された技術であり、「道路上の柵又は駒止め」の一つとして、建築限界内において設置可能
ワイヤロープ 【左:土工部、右:中小橋梁】
センターパイプ
センターブロック
≪別添資料≫