― ただし湾岸(垂水)線は5月25日(月)午前6時まで(5日間)) ―
令和8年3月17日
西日本高速道路株式会社
阪神高速道路株式会社と西日本高速道路株式会社では、安全・安心・快適を未来につなげるため、構造物の長寿命化に向けた「高速道路リニューアルプロジェクト」に取り組んでいます。その一環として、第二神明道路(須磨IC)~3号神戸線(湊川)及び湾岸(垂水)線の上下線で、終日通行止めによるリニューアル工事を実施します。また、第二神明道路(須磨IC~高丸IC(下り線))については昼夜連続車線規制を実施します。
沿道にお住まいの皆さまには、ご迷惑・ご不便をおかけいたしますが、皆さまへの影響を最小限とするよう様々な取組みに尽力いたします。また、お車をご利用の皆さまへのご迷惑・ご不便についても最小限とするよう取り組んでまいりますが、阪神高速道路・第二神明道路及び周辺道路の混雑が予想されます。お車のご利用をお控えいただき鉄道など公共交通機関をご利用いただくか、ご利用時間帯の変更やう回ルートのご利用などをご検討いただきますよう、ご理解とご協力をお願いいたします。
今回のリニューアル工事の実施にあたり、特設サイトを開設し、通行止めの詳細情報やう回情報、渋滞予測などを提供いたしますので、是非ご覧ください。
●通行止め区間●
(1)第二神明道路 須磨IC ~ 3号神戸線 湊川 上下線(約5.3km)
(2)湾岸(垂水)線 上下線(約1.2km)
●通行止め期間●
(1)2026年5月20日(水)午前4時~5月28日(木)午前6時(8日間)
(2)2026年5月20日(水)午前4時~5月25日(月)午前6時(5日間)
●期間中の規制(通行止め)形態●
(1)5月20日(水)~23日(土)
・第二神明道路(須磨IC)~神戸線(湊川)通行止め
・湾岸(垂水)線 通行止め
・第二神明道路(高丸IC)~(須磨IC)走行車線規制
(2)5月24日(日)
・第二神明道路(須磨IC)~神戸線(湊川)通行止め
・湾岸(垂水)線 通行止め
・第二神明道路(高丸IC)~(須磨IC)追越車線規制
(3)5月25日(月)~28日(木)
・第二神明道路(須磨IC)~神戸線(湊川) 通行止め
・第二神明道路(高丸IC)~(須磨IC)追越車線規制
3号神戸線(月見山~湊川)は、1969年の供用から50年以上が経過し、交通量の大幅な増加や車両の大型化などにより、損傷が徐々に拡大・悪化しています。また、2012年に実施した大規模な補修工事から10年以上が経過し、舗装や橋梁の継ぎ目に設置する伸縮継手(ジョイント)の損傷が顕在化しており、舗装の下の鋼床版にも疲労き裂などの損傷が発生している状況です。損傷がさらに進展すると、路面陥没などの致命的な損傷につながる恐れがあるため、お客さまの安全・安心をお守りし、サステナブルな高速道路を目指した抜本的な対策が必要となっています。
湾岸(垂水)線は、1998年の供用から25年以上が経過しましたが、供用開始から大規模な補修工事を実施していないため、経年劣化などによる舗装の損傷が顕在化しています。
今回のリニューアル工事では、舗装や伸縮継手の損傷を補修し、安全性・走行性の向上、沿道環境の改善を図ります。さらに、床版の長寿命化に向けた高性能床版防水及びSFRC舗装、わかりやすい道路案内の実現に向けた案内標識のレイアウトの改善などを行います。(※工事の詳細な内容は、14ページ以降をご覧ください。)
舗装損傷状況(3号神戸線)
舗装損傷状況(湾岸(垂水)線)
鋼床版き裂損傷
伸縮継手の損傷状況
第二神明道路は、大阪万博が開催された1970年3月に、月見山~明石西間が全線供用開始(一部2車線)し、その後、1972年8月に、全線4車線で供用開始しました。それ以降、50年以上経過した現在、老朽化による損傷が顕著に見られるようになりました。
今回の工事では、経年劣化などによる舗装や伸縮継手の損傷を補修し、安全性・走行性の向上、沿道環境の改善を図ります。
舗装損傷状況(第二神明道路)
伸縮継手の損傷状況
リニューアル工事期間中は、通行止め区間直近の端末出口(須磨出口・湊川西行出口)などから、多くの車両が一般道路に流出することとなります。そのため、当該出口周辺の交差点の信号待ちなどによる滞留車両の影響により、特に3号神戸線では、湊川JCTや端末出口などを先頭とした渋滞を予測しています。また一般道路におきましても、3号神戸線と並走する国道2号や県道21号などで、通行止め区間をう回する車両の増加による渋滞の発生を予測しています。
お客さまや沿道にお住いの皆さまには大変ご不便をおかけしますが、お車のご利用を控えていただき、鉄道などの公共交通機関をご利用いただくか、う回ルートのご利用・ご利用時間帯の変更をご検討ください。ご理解とご協力をお願いいたします。
なお、朝夕ピーク時間帯の渋滞予測結果は別紙にてご確認ください。
●阪神高速道路・第二神明道路・他の高速道路・一般道路 主要渋滞予測図●
●一般道路(拡大図) 主要渋滞予測図●
●工事期間中のう回イメージ図●
■渋滞が予想される時間帯を避けた利用
やむを得ずお車をご利用される場合は、ご利用時間帯を普段より早く、または遅く変更する『時差利用』により、渋滞のピーク時間帯を避けたご利用をご検討ください。
高速道路における工事期間中の時間帯別予測渋滞長のイメージ
(1)う回乗継の設定
リニューアル工事期間中は、阪神高速道路及び第二神明道路、周辺道路の混雑が予想されますので、通常の乗継ルートに加えて工事期間中のみご利用いただけるう回乗継ルートを設定いたします。ルート変更など、ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
● 工事期間中のう回乗継ルート一覧●
(2)う回乗継ルートのご利用方法
① ETC 車でご利用のお客さまは、車載器に同一のETC カードを挿入したまま、う回乗継先の料金所をETC無線通行してください。なお、う回乗継先でETC無線通行できない場合は、スタッフに対しう回乗継の旨をお伝えください。(阪神高速を連続で利用した1走行として実際の通行距離に応じた料金をいただきます。)
② 現金などでご利用のお客さまは、料金のお支払い時にお渡しする『領収書(利用証明書/通行証)』をう回乗継先の料金所でご提示ください。なお、一部のう回乗継先の料金所では、う回乗継であっても料金のお支払いが必要となる場合があります。詳しくは特設サイトまたは返金対応の対象となる料金所でお渡しするチラシをご確認ください。
③ 各う回乗継ルートご利用時の有効時間は『4時間』です。
(3)う回乗継ルートご利用に伴う注意点
う回乗継ルートで他の有料道路を経由する場合は、別途料金が必要ですのでご注意ください。
(4)環境ロードプライシングの適用の注意点
環境ロードプライシングは、「3号神戸線の摩耶から西長堀までの区間の一部または全部を通行していないこと」が適用の条件となります。このため、3号神戸線(摩耶から西長堀までの区間の一部または全部)をう回乗継ルートとしてご利用された場合は、環境ロードプライシングによる割引が適用されません。ご注意ください。
(5)その他
31号神戸山手線(湊川ジャンクションから神戸長田出入口まで)及び32号新神戸トンネルは、危険物積載車両の通行の禁止又は制限を実施しているトンネルです。ご注意ください。
●う回乗継ルート位置図●
お客さまや沿道にお住まいの皆さまにお車のご利用をお控えいただいたり、渋滞を避けたご利用を計画いただくため、工事の情報をお知らせするとともに、工事の進捗状況などをご確認いただけるよう、以下(1)~(9)の取り組みにより情報を提供いたします。
(1)マスメディアを活用した情報提供
広域のお客さまに広報が可能な広告媒体(テレビCM、ラジオCM、新聞広告)を工事区間周辺だけでなく、関西広域にも展開を図り、多くのお客さまにお知らせする機会を確保いたします。
(2)インターネット広告を活用した情報提供
Yahoo!JAPANブランドパネルやYouTube動画等のウェブサイトやアプリの広告枠を活用して情報提供を行います。
(3)「阪神高速・第二神明(須磨IC~湊川・垂水JCT)リニューアル工事特設サイト」による情報提供
「阪神高速・第二神明(須磨IC~湊川・垂水JCT)リニューアル工事特設サイト」では、通行止めの詳細情報や交通影響予測、工事の進捗状況など、きめ細やかな情報提供を行います。
(https://www.hanshin-exp.co.jp/renewal/kobe2026/
)
※PCとスマートフォンに対応しています。
特設サイト イメージ
特設サイトへのリンク ⇒
(4)X(旧Twitter)・Facebookによる情報提供
Xでの情報提供(例)
XやFacebookでは、工事進捗状況や交通状況など、 リアルタイムのきめ細やかな情報提供を行います。
(アカウント名)
X:阪神高速 @hex_info
Facebook:阪神高速道路株式会社 @hanshin.exp
(5)リーフレット・ポスターによる情報提供
リーフレット・ポスターは、高速道路におけるサービスエリア・パーキングエリアや公共施設のほか、バス・タクシー・トラック協会などに配布します。
(6)横断幕・看板・標識覆幕(高速道路上及び一般道路上)の設置による情報提供
横断幕・看板・標識覆幕(高速道路上及び一般道路上)は、阪神高速道路をご利用されるお客さまや、沿道にお住まいの皆さまに対して、目に留まりやすい場所及びう回経路となる他の有料道路などに設置し、情報提供を行います。
横断幕
標識覆幕
SA・PA設置の立看板
(7)道路情報板などを活用した情報提供
道路情報板などを活用した情報提供では、道路情報板、道路情報ラジオ(1620kHz)、自動電話案内(愛ウェイダイヤル 078-321-1620(兵庫地区)/06-6576-1620(大阪地区))、道路情報ターミナルなどを活用するとともに、大型車の利用割合が高いETC2.0による広報(音声案内及びETC2.0連動ナビへの画面表示)も行います。また、日本道路交通情報センター(JARTIC)などへも協力を依頼します。
道路情報板の表示イメージ
(8)案内専用ダイヤルの設置
案内専用ダイヤルでは、通行止め区間・道路情報などのお問合せに対応します。
フリーダイヤル:0120-84-1620
(9)う回経路の所要時間に関する情報提供
仮設所要時間表示板イメージ
う回経路の所要時間は、既設の所要時間表示板に加えて仮設の所要時間表示板にて情報提供を行います。さらに、特設サイトでは、複数ルートの所要時間比較を情報提供します。
所要時間表示板の設置個所
特設サイトによる最新の所要時間等 表示イメージ
●コンクリート床版への高性能床版防水
橋梁のコンクリート床版では、車両の大型化や大型車の走行によって繰り返し受ける負荷の影響が蓄積し、ひび割れが発生している場合があります。その部分に雨水などが浸透することにより、ひび割れの進行が加速し、コンクリート床版自体の強度を低下させるとともに、路面の陥没などの損傷につながる恐れがあります。
そこで、今回のリニューアル工事では、床版のひび割れへの浸透性の高い1次防水層(高浸透型防水材)と2次防水層(アスファルト加熱型塗膜系防水材)を組み合わせた高性能床版防水を設置します。これにより、ひび割れを1次防水層で閉塞し、万が一、その上の2次防水層が損傷した場合も、床版への雨水の浸入を抑制するため、コンクリート床版の長寿命化を図ることが期待できます。
●コンクリート床版の部分打ち替え
著しく損傷したコンクリート床版では、砂利化による断面減少及びコンクリート強度の低下が確認されており、表面から補修しても損傷が繰り返し発生する状況にあります。また、損傷がさらに進展すると、路面陥没などの致命的な損傷につながる恐れがあります。
そこで、お客さまに安全・安心にご利用いただくために、損傷箇所の床版部分打ち替えを実施します。
●鋼床版へのSFRC舗装
橋梁の鋼床版では、大型車の走行によって長期に繰り返し受ける負荷の影響が蓄積し、一部の溶接部にき裂が発生しています。このままき裂が進展すると、鋼床版自体の強度を低下させるとともに、路面の陥没などの損傷につながる恐れがあります。
そこで、今回のリニューアル工事では、鋼床版の耐久性を向上させるべく、通常のアスファルト舗装に比べ、強度の高い鋼繊維補強コンクリート(SFRC:Steel Fiber Reinforced Concrete)舗装に置き換えます。これにより、鋼床版の受ける負荷が小さくなり、鋼床版のき裂抑制の効果が期待できます。
●広範囲・大規模な新しい舗装への打ち替え
第二神明道路(須磨IC)~3号神戸線(湊川)の舗装は、前回のリニューアル工事から10年以上が経過し、ポットホール(舗装の穴やくぼみ)などの損傷が多発しています。また、湾岸(垂水)線の舗装は供用開始から大規模な舗装補修を行っていないため、同様に損傷が多発しています。これらの損傷に対し、これまでは損傷箇所への応急的・局所的な補修を繰り返し行ってきましたが、今回のリニューアル工事では、通行止め区間内における舗装を全面的に打ち替えます。
この結果、新しい舗装によって路面の平坦性を回復させ、安全性・走行性を向上させます。
●伸縮継手の取り替え
橋梁のつなぎ目である伸縮継手(ジョイント)に損傷が生じると、走行の快適性を低下させるだけでなく、車両走行時の振動により、沿道環境を悪化させる原因にもなります。損傷した古い伸縮継手を耐久性が高い新しい伸縮継手に取り替えることで、走行性の向上と沿道環境の改善を図ります。
快適な走行性を実現する施工の取り組み
伸縮継手の取り替えと舗装の打ち替えを一体的に行うことで、伸縮継手部の平坦性を確保し、快適な走行性を実現する施工に取り組んでいます。
従来、アスファルト舗装を敷き均す機械(フィニッシャー)は伸縮継手部を越える際に一時停止が必要であったため、伸縮継手の前後で舗装の連続性が失われ、伸縮継手部の平坦性を十分に確保できないという課題がありました。
そこで伸縮継手の施工工程を「既設撤去」と「新設設置」に分割し、その間にアスファルトによる仮埋め工程を挟むことで、伸縮継手部でも舗装の施工機械を停止させずに連続施工を行えるようにしました。
この工法により、伸縮継手部を含む路面全体の平坦性が向上し、快適な走行性を実現できます。走行性の改善は振動・騒音・排出ガスの低減にもつながり、カーボンニュートラルの推進にも寄与します。
●ノージョイント化(伸縮継手の無い構造への改良)
今回のリニューアル工事では、安全性・走行性の向上及び車両走行時の騒音、振動を大幅に低減すべく、伸縮継手の無い構造への改良(ノージョイント化)を行います。
その結果、伸縮継手から下部への漏水が抑えられ、橋梁端部の鋼材の腐食環境も改善されます。
●より見やすい案内標識への取り替え
既存の案内標識を、ヘッドライトでも明るく反射する超高輝度反射材料(広角プリズム)を用いた標識に取り替えます。この取り替えにより、夜間の視認性向上を図ります。
●事故多発区間における注意喚起
事故多発区間では、通常の標識に加えて、注意喚起のための視線誘導標を設置します。また、路面標示を追加することで、さらなる注意喚起を図ります。
●施工時間の短縮と工事騒音の抑制のための取り組み
お客さまや沿道にお住まいの皆さまへのご迷惑などが極力小さくなるように、以下の工法を採用して工事を行います。
〇SJS工法(サイレンス・ジョイント・スライス工法)
SJS工法は、特殊なワイヤーソーによって、乾式水平切断を可能とした橋梁伸縮装置の撤去工法です。コンクリートブレーカーを使用せずに、低振動・低騒音で伸縮継手が撤去できます。
○IHヒーターを使用した舗装撤去工法
鋼床版上の舗装の撤去では、IHヒーターを使用した舗装撤去工法を積極的に採用します。この技術は、撤去前の舗装の下にある鋼床版を特殊なヒーターで加熱することで、鋼床版とアスファルトを剥離させ、撤去を容易にするものです。これにより、工事騒音を抑制することができます。
○橋梁用伸縮継手撤去装置を備えた伸縮継手の採用
伸縮継手の撤去は、労力と時間を要するとともに、工法によっては騒音を伴います。このため、低騒音かつ短時間で撤去できる装置を備えた伸縮継手をあらかじめ設置することで、将来の工事騒音を抑制し交通影響を低減します。今回一部箇所において、撤去装置を備えた伸縮継手を設置します。
なお、橋梁用伸縮継手撤去装置を備えた伸縮継手を撤去する際は、あらかじめ埋設したパイプジャッキに水圧を加えることで、コンクリート部を面破断させ、ブロック状に一括で吊り上げます。
第二神明道路(須磨IC)~3号神戸線(湊川)及び湾岸(垂水)線では、コンクリート床版、舗装、伸縮継手などの損傷が進展しています。その損傷は広範囲・多種にわたり、部分的な対応で全てを補修することは極めて困難です。舗装・伸縮継手などの補修を休日の車線規制のみで行った場合は、長期間の規制日数を要することになり、通行止め工事に比べ、より大きな交通影響が生じることとなります。
このため、阪神高速道路・第二神明道路をご利用いただくお客さまや沿道の皆さまへの影響を最小化するため、通行止め工事によって短期間で集中的な補修を実施します。
2026年3月17日
2026年3月13日