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ニュースリリース

E34 長崎自動車道が全線開通して20周年を迎えます

令和6年3月27日
西日本高速道路株式会社

NEXCO西日本は、令和6年3月27日(水曜)にE34 長崎自動車道(E34 長崎道)が全線開通して20周年を迎えるにあたり、E34 長崎自動車道が果たしてきた役割を振り返り、整備効果として取りまとめましたので、お知らせいたします。

1.全線開通20周年の振り返り(整備効果)

E34 長崎道は、1973年に鳥栖IC~鳥栖JCT間の開通を皮切りに、2004年に長崎IC~長崎多良見IC間が開通し、全国の高速道路ネットワークと結ばれました。また、2022年にはE34 長崎道全線4車線化の整備が完了し、運用を開始しております。

E34 長崎道の開通により、E35 西九州自動車道やE3 九州自動車道、E96 長崎バイパスと一体となって、企業立地件数の増加や物流の向上、観光動向の変化などの開通効果を生み出し、沿線地域の経済・暮らしを支えています。

【整備効果概要】

  • 交通量推移と経済波及効果

利用交通量は開通から延伸を重ね、約50年間で累計3億3000万台に到達
E34 長崎道の整備による経済波及効果は、20年間で約2.2兆円

  • 所要時間・行動範囲の変化

福岡-長崎間の所要時間は、約2時間短縮(1980年比較)
高速バス利用者は、年間300万人で推移し、多くの方に利用されている

  • 地域生産活動と流通利便性の向上(農水産)

佐賀県・長崎県の農水産品の出荷量は2倍に増加(1975年度比較)
近畿方面の出荷量は5倍以上に増加(1975年度比較)

  • 地域生産活動と流通利便性の向上(工業)

佐賀県・長崎県発着の貨物輸送において自動車での輸送が約3.6倍に増加(1970年度比較)
沿線には企業団地が整備され、多数の企業が立地している

  • 沿線の観光客動態

佐賀県・長崎県には県外からの観光客が多く、交通手段の多くが自動車・バスとなっている
E34 長崎道による移動時間の短縮は、佐賀県・長崎県の観光に欠かせない要素になっている

  • 災害時の貢献と救急救命の拡充

熊本地震では災害派遣として陸上自衛隊がE34 長崎道を利用し、迅速な災害支援活動を行った
救急医療機関へのアクセスが向上し、搬送時間の短縮、振動の少ない搬送に貢献


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