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お知らせ

第7回 新名神高速道路 鵜殿ヨシ原の環境保全に関する検討会(議事要旨)

1.日時

平成28年2月24日(水曜)10時00分~11時40分

2.場所 

新大阪ブリックビル 3階A、B会議室

3.出席者

出席委員:
鎌田委員、小山委員、中瀬委員、布谷委員、服部委員
(欠席 西垣委員)
オブザーバー:
国土交通省 近畿地方整備局 淀川河川事務所 梅田所長
高槻市 産業環境部 片岡部長代理
鵜殿のヨシ原保存会 内本会長、平城副会長
上牧実行組合 木村書記
(欠席 宮内庁 式部職 楽部)
(欠席 上牧実行組合 伊藤組合長)
(欠席 雅楽師、皇學館大學特別招聘教授 東儀秀樹氏)
事業者(事務局): 西日本高速道路株式会社
執行役員 村尾関西支社長
関西支社 桃井環境担当部長
関西支社建設事業部 三好建設第二課長
関西支社新名神大阪東事務所 諸富所長

4.議題

1)開会
2)事業者挨拶
3)出席者の紹介
4)議事ならびに説明事項

1.第6回 検討会議事要旨の確認

2.植物WGからの報告

植物WG事務局から 資料2~4に基づき、ヨシの生育に関する調査取りまとめ方針(案)、日照影響に関する調査結果及び鵜殿ヨシ原の過去からの変遷について説明

(1)ヨシの生育に関する調査取りまとめ方針(案)  資料2(743KB) PDFファイルを開きます

これまでの約3年間に渡り、ヨシの生育状況や生育環境に関する調査・分析を行い、以下について確認した。

  • 事業による篳篥用ヨシへの影響については、採取エリアからの離隔を確保した工事計画を策定することで、直接的な改変はなく影響が回避できる。また、採取エリアに対する日照阻害や地下水位の変動といった間接的な影響は想定されない。
  • 篳篥用ヨシの生育に適した条件は、導水路への通水により冠水することのない陸域の微高地で、地下茎の生育範囲が軟らかいシルト層と砂質土層で構成されている箇所である。
(2)日照影響に関する調査結果  資料3(553KB) PDFファイルを開きます

鵜殿ヨシ原と類似の環境である向島ヨシ原の架橋事例において、日照の生育影響に関する現地調査を行い、以下について確認した。

  • 向島ヨシ原の架橋事例において、ヨシの草丈・茎径について、日照影響が1時間未満の箇所と影響がない箇所の生育に差はみられない。
  • 鵜殿ヨシ原においては、日照影響が最大40分程度(夏至)であり、ヨシの生育に影響がないと考えられる。
(3)鵜殿ヨシ原の過去からの変遷  資料4(2,693KB) PDFファイルを開きます

鵜殿ヨシ原における過去の地形や土地利用状況及びこれまでのヨシ原再生事業の取り組み等について報告した。

・各委員からは、以下のご意見および検討すべき課題の提案があった。
  • 導水路への通水に伴う地下水状況の確認について、現地計測データを活用しているか。
  • ヨシの遺伝子分析について、淀川と他の地域で遺伝的にどの程度差があったのか確認したい。
  • 今後、篳篥用ヨシを維持していくためには、鵜殿ヨシ原全体の中で長期的な視点を持って考えていく必要がある。
・植物WG事務局からは、以下のとおり回答した。
  • これまでの検討会で現地計測データを示しており、その結果に基づき地下水に関する解析を行っている。
  • 鵜殿と他の地域のヨシの遺伝子については、提示していく。また、長期的な視点に対しては、関係各機関との調整を図り、道路事業者として可能な対応を検討したい。
3.事務局からの報告

事務局から 資料5(3,885KB) PDFファイルを開きます に基づき、鵜殿ヨシ原の環境保全に配慮した橋梁計画(案)について第1案~第3案を示し、以下の説明を行った。

  • 三案とも篳篥用ヨシ採取エリアの改変及び下流側からの進入は回避できる。 
  • 第3案は導水路の改変を避け、下流側に分布する篳篥用ヨシ採取エリアとの連続性にも配慮し、ヨシ-オギ群落の改変範囲をより低減した案である。
・各委員からは、以下のご意見および検討すべき課題を頂戴した。
  • 資料の構成方法について再考し、解り易い資料にされたい。第3案がヨシ原を保全する上でよく配慮された案である。  資料5(再考)(3,244KB) PDFファイルを開きます
  • 第3案はヨシ原への影響をできる限り低減することが検討されている。
  • 第3案は橋脚を少なくすることで、ヨシ原の連続性が確保できている案である。
  • 工事用進入路の設置により地盤が締め固められることで、地下水への影響はないか。
  • 第3案に対し、3次元浸透流解析により地下水位の変動について確認した。その結果、篳篥用ヨシ採取エリアへ与える影響はないと考える。また、事業中は地下水の状況をモニタリングすることで、影響がないことを確認していくことが可能であると考える。
  • その他、オブザーバーからも、第3案はヨシ原の環境に配慮された案であり、篳篥用ヨシへの影響はないと考える旨の発言や、ヨシを再生しようとしている箇所でもあり、永続的にヨシの生育ができるよう考慮して欲しいとの意見もあった。
・事務局から、以下のとおり回答した。
  • 工事用進入路の計画箇所は地下水位が低いことが想定されており、地表部付近の締め固めの影響はほぼないと考える。
  • 本日いただいたご意見を踏まえ、橋梁計画については第3案を事業者案として、関係機関と調整を進めて参りたい。
4.その他報告事項

事務局より、「これまでのヨシの生育に関する調査結果」については、報告書の形で整理していくこと。今後の進め方としては、関係機関との調整を踏まえ、具体な橋梁工事計画に基づいた「篳篥用ヨシに関するモニタリングの方法等」について、各委員と相談の上、検討を進めていく旨の報告があった。

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