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ニュースリリース

高速道路で国内初の実証実験を開始します
― トンネル次世代照明 ―

平成23年2月28日
西日本高速道路株式会社

 NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役会長兼社長:西村 英俊)は、持続可能な社会の形成を目指し、チャレンジ25※1をはじめとする低炭素社会の実現に向け、サービスエリアにおけるエコトイレ化や太陽光発電の導入を積極的に進めています。

このたび、環境負荷低減と走行安全性の向上を目的とし、トンネル内の照明灯具にLED(発光ダイオード)を採用した実証実験を開始します。

なお、営業中の高速道路トンネルにおけるLED灯具採用は国内初※2となります。

1.概要

NEXCO西日本では、LED光源を活用した環境負荷低減と視認性(走行のしやすさ)向上を目指してトンネル次世代照明の研究を行っております。この研究の一環として、西日本高速道路エンジニアリング四国(株)(香川県高松市、代表取締役社長:濱野光司)では、高速道路トンネル用LED照明灯具を開発しました。
このたび、高松道の営業中の国分寺トンネルにおいてLED照明の実証実験を開始します。

2.研究開発成果

  1. 蛍光灯の光源と比較し約7倍の長寿命化を実現
  2. 長寿命化により、ランプ交換のための交通規制が1/7に減少
  3. 灯具を小型化しつつ、設置間隔を狭めることで路面の見えやすさ(照度分布の均一性)が向上
  4. ナトリウム灯に対して約40%、蛍光灯に対して約10%の環境負荷(エネルギー使用量)低減
  5. 構造の簡素化と材料選定により、小型化とリサイクル性が向上

3.実証実験

目的
走行視認性の確認及び維持管理を含めた確認
場所
 
高松自動車道(坂出JCT~高松西IC) 国分寺トンネル下り線 335m
所在地
香川県高松市国分寺町
期間
平成23年3月14日から平成24年3月末(約12ヵ月)
※1
政府主導で行う地球温暖化防止のための国民運動として2010年1月より展開中。6つのチャレンジ、25のアクションからなる。
※2
 
営業中の高速道路トンネルにおけるLED灯具の採用(2011年2月21現在)当社調べ。

地図

地図 実証実験場所
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