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中期経営計画

ごあいさつ ~中期経営計画「進化2025」の策定にあたって~

西日本高速道路株式会社
代表取締役会長兼社長
芝村 善治

高速道路ネットワークは、物流、観光をはじめとした我が国の生活・経済活動や文化活動を支える重要な社会基盤であり、世代を超え、国民共有の財産として引き継がれていくべきものです。これまで当社グループは、24時間365日、高速道路の機能・サービスを間断なく提供するとともに、高速道路がつながっていない区間(ミッシングリンク)の着実な整備や4車線化・スマートIC整備などによる機能強化に加え、リニューアルプロジェクトにより高速道路の長期保全を図ってまいりました。また、お客さまや地域の皆さまに愛されるSA・PAづくりなどにより、サービスの向上にも努めているところです。

近年、地球温暖化に伴い、豪雨災害や台風被害が激甚化・頻発化するとともに、社会生活を一変させた新型コロナウイルス感染症の蔓延など、今までに経験したことがないような事象が発生しています。一方で先進デジタル技術の急速な進歩など、日々の技術革新には目を見張るものがあり、今後、自動運転などCASE(Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動化)、Shared & Service(シェアリング&サービス)、Electric(電動化))の進展により、高速道路に求められる機能や役割が大きく変化していくと考えられます。

このように経営環境が大きく変化する中、私たちは、その変化に柔軟に対応する「進化」を遂げることで、社会から求められる役割や使命を果たすとともに、高速道路の新たな付加価値を生み出し、提供していきたいと考えています。

そこで、本中期経営計画の策定にあたって、将来の高速道路を取り巻く環境や新たなモビリティ社会の到来を見据え、未来の進化した高速道路の姿を描きながら、将来のありたい姿として5つのビジョンを示した上で、その実現のための重点施策を策定し、「進化2025」と題して、今後5か年において当社グループが取り組むべき計画を取りまとめました。

今後も、安全・安心を最優先に、DXの導入などにより、業務の大胆な刷新、働き方改革の推進など、新たな時代に即した組織への変革を図り、進化した高速道路サービスを提供することで、豊かな未来の実現に貢献してまいります。

西日本高速道路株式会社 代表取締役社長 芝村 善治

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