昭和38年の名神高速道路(栗東~尼崎)の開通からすでに50年余り、高速道路は、急激なモータリゼーションの中、わが国経済の高度成長とその成果である豊かな暮らしを支えてきました。農業生産地や港から届く毎日の食卓に欠かせない新鮮な食材を運び、地域経済や雇用に寄与する工業団地の立地を促し、また、人々の日常活動の足として、広域化するレジャーや観光の手段として…。
今日では私たちの生活は高速道路抜きには成り立たなくなってきています。さらに、既存の国道等の道路網と一体となって幹線ネットワークを形成することで、救急医療、災害時の支援、迂回路機能の確保といった点でも、高速道路は「命の道」として貢献しています。
このような重要な役割を今後も確実に担い、わが国の国際競争力を維持し、地域社会の発展と皆様の暮らし向上に貢献していくため、NEXCO西日本は、これからも高速道路をより多くの方々に活用していただけるよう、ネットワークの整備と安全性、快適性、定時性・信頼性の確保、環境の向上など、たゆまぬ努力を続けてまいります。
ネットワークを着実に展開します。また、そのネットワークを24時間休まずに支えます。
新名神高速道路 建設中区間
松山自動車道 桜三里PA付近
カーブや振動の少ない高速道路で早く確実に。毎日の生活を支えています。
SAで休憩
物流を支える高速道路
各地から届く生鮮品にぎわう卸売市場
高速道路は空港・港湾への重要なアクセスとして、主要な空港、港湾、都市を結節します。
東九州自動車道 苅田北九州空港IC
高速道路ネットワークの整備に伴い、高速バスなどにより地域間の人の移動も活性化します。
高速バスによる人の移動も増えています
西日本には魅力ある世界遺産や観光地が多数あります。高速道路は観光ネットワークを支えています。
東大寺
清水寺
ドクターヘリが高速道路のヘリポートに直接離着陸することで、病院への搬送がスムーズに。大切な命を守ります。
ドクターヘリ
救急車
さらに便利にご利用していただけるよう、地域活性化ICやスマートIC、ウェルカムゲートなどを設置しています。
山陽自動車道 小谷SA
須恵スマートIC
徳島自動車道 吉野川ハイウェイオアシス
NEXCO西日本は、安全・安心の向上と地域社会の活性化、高速道路利用者の利便性向上と利用促進を図ることを目的とした「包括的連携に関する協定」及び近年多発する自然災害に備え、被災地の早期復旧と高速道路利用者の安全の確保に向けた「大規模災害発生時等における相互協力に関する協定」を各自治体と締結しています。
また、陸上自衛隊中部方面隊・陸上自衛隊西部方面隊とは、大規模な災害発生時において、双方の活動をより円滑で効果的なものとし、被災地への早期救援を可能とならしめることを目的とした「連携に関する実施協定」を締結し、相互協力体制を構築しています。