ETCの普及促進に向け、ETCの環境整備を図り、ETCを活用した便利でお得なサービスを推進するとともに、料金所における接客サービスの向上に努めるなど、CS(Customer Satisfaction:顧客満足)向上への取り組みを実施します。
ETCを導入すると、料金所をノンストップで走行できることから、支払いのためのタイムロスがなく、料金所で現金を準備するなどの煩わしさから解放されます。また、ETCは、料金所渋滞の解消、クルマの燃費の向上、その結果として料金所周辺の騒音や排気ガスの軽減、排気ガス(CO2)の軽減による地球温暖化の抑止など、社会や地球にさまざまに貢献するシステムです。
NEXCO西日本では、ETCの普及促進に向け、ETCレーン24時間専用運用の一層の拡充を図るとともに、ETCを活用した便利でお得なサービスを推進します。
料金所ゲートに設置したアンテナと、車両に装着した車載器との間で無線通信を用いて自動的に料金の支払いを行い、料金所をノンストップで通行することができるシステムです。
広がる運転支援サービス
これまで「ITSスポットサービス」と呼ばれていたサービスは平成26年10月3日より「ETC2.0サービス」と呼びます。
ITSスポットとは、ETCと同じ通信技術を用いて、自動車のドライバーを対象とした多様なサービスを受けられる道路上のエリアのことです。 道路に設置された「ITSスポット」と自動車に搭載された「対応カーナビ」との高速・大容量通信により、広範囲の渋滞データや交通情報等で賢くルート選択するダイナミックルートガイダンスや、ドライブ中のヒヤリを減らすため事前に注意喚起する安全運転支援、ETC等のサービスを実現し、提供しています。
ETC2.0は、道路側のアンテナであるITSスポットと高速・大容量、双方向通信によって受けることのできる世界初の路車協調システムによる運転支援サービスのことです。
ETC2.0の普及により、交通が特定の時間や場所に集中するのを減らしたり、事故を未然に防いだり、道路の劣化を緩和することが可能となります。
その結果、限られたネットワークでも、より効率的に、長期間使える「賢い使い方」ができるようになります。
詳細については、ETC2.0- 国土交通省 をご覧ください。
「ETC2.0」では、ETC(料金収受)や渋滞回避、安全運転支援等の情報提供サービスに加え、ITSスポットを通して収集される経路情報を活用した新たなサービスを導入します。
ETCをご利用されているお客さまを対象に各種割引を実施しています。
[ETC頻度型割引]
事前にETCマイレージサービスにご登録いただくと、一定の条件を満たした走行について回数に応じた無料走行分が還元され、また通行料金に応じたポイントが自動的に付与されます。
[ETC時間帯割引]
料金所をETC無線走行にてご利用いただくと、曜日・時間帯に応じて通行料金が割引となります。
沖縄県とNEXCO西日本九州支社は、E58 沖縄自動車道の利用促進を目指し、ETC利用促進を図るため、「沖縄自動車道 利用促進協議会」を設立しております。
鉄道がなく交通渋滞が大都市圏並みに著しい沖縄県内において、唯一の高速移動手段であるE58 沖縄自動車道の利用促進を図ることにより沖縄県内の道路交通の円滑化を目指し、併せてETC利用促進を図ることにより県民および観光客の移動や物流における定時・速達性の確保、料金所での渋滞およびそれに伴う事故減少による安全性の確保、ならびに環境負荷軽減による持続可能な社会を実現すること。