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関西支社

第六回 新名神高速道路大阪府域 地下水流動対策検討委員会議事録

1.日時

平成26年5月8日(木曜) 15時~17時

2.場所

チサンホテル新大阪 4階No.3 A,B 会議室

3.出席者

委員長
西垣 誠(岡山大学大学院 環境生命科学研究科 教授)
委員
青木 一男(大阪工業大学 都市デザイン工学科 教授)
委員
中屋 眞司(信州大学 工学部土木工学科 教授)
委員
小松 満(岡山大学大学院 廃棄物マネジメント研究センター 准教授)
委員
大島 洋志(日本応用地質学会 顧問)
委員
大津 敏郎(高速道路総合技術研究所 道路研究部 トンネル専門主幹)
関係行政
安川 浩一(大阪府 都市整備部 交通道路室 道路整備課 課長)
関係行政
梅本 定雄(高槻市 都市創造部 部長)
関係行政
浦野 芳博(茨木市 都市整備部 次長)
関係行政
鴻野 芳樹(豊能町 建設環境部 課長)
関係行政
中井 浩己(箕面市 みどりまちづくり部 部長)
関係行政
清水 敏(池田市 都市建設部 部長)
NEXCO
里深 一浩(NEXCO西日本関西支社 建設事業部 部長)
NEXCO
伊藤 哲男(NEXCO西日本関西支社 建設事業部 建設第一課 課長)
NEXCO
兼澤 秀和(NEXCO西日本関西支社 新名神大阪西事務所 所長)
NEXCO
宇根 孝司(NEXCO西日本関西支社 新名神大阪西事務所 副所長)
NEXCO
安松谷 隆之(NEXCO西日本関西支社 新名神大阪西事務所 高槻中工事長)
NEXCO
香川 仁志(NEXCO西日本関西支社 新名神大阪西事務所 高槻西工事長)
NEXCO
宮内 智昭(NEXCO西日本関西支社 新名神大阪西事務所 茨木東工事長)
NEXCO
岡 浩一(NEXCO西日本関西支社 新名神大阪西事務所 茨木西工事長)
NEXCO
田中 満(NEXCO西日本関西支社 新名神大阪西事務所 箕面工事長)
NEXCO
三井 邦弘(NEXCO西日本関西支社 新名神大阪西事務所 工務課 課長)
(兼事務局)
 
事務局
三好 忠和(NEXCO西日本 エンジニアリング関西 道路技術部 係長)

4.議事次第

(1)
開会
(2)
出席者紹介
(3)
NEXCO西日本挨拶
(4)
委員長挨拶
(5)
議事

1)新名神高速道路の事業進捗状況について
2)勝尾寺川周辺を対象とした水環境保全対策について(箕面トンネル)
3)モニタリングデータの公開について

(6)
閉会

5.議事

(1)
新名神高速道路の事業進捗状況について

NEXCO西日本から 【資料2-1】(4,983KB) PDFファイルを開きます に基づき説明・報告を行った。

(2)
勝尾寺川周辺を対象とした水環境保全対策について(箕面トンネル)

NEXCO西日本から 【資料2-2】(10,287KB) PDFファイルを開きます に基づき説明・報告を行った。

(3)
モニタリングデータの公開について

NEXCO西日本から 【資料2-3】(1,699KB) PDFファイルを開きます に基づき説明・報告を行った。

6.主な討議内容

行政A:

トンネル湧水に自然由来の重金属が含まれている場合、施工中、施工後は、どのような対処をするのか。

NEXCO:

p2-1右下に記載のとおり、施工中は処理設備による対策を行い、施工後は重金属濃度等を考慮し、関係機関と協議を行って適切に対処する。

委員A:

トンネル湧水に含まれる自然由来の重金属については、箕面有料道路での事例も参考に、土壌汚染対策法に準ずるだけでなく地元の理解が得られるように対応していく。

行政B:

勝尾寺川減水対策工(p2-5)について、部分的に自然な河川からコンクリート構造になる。自然環境の保全について、どのような対処を考えているのか。

委員A:

希少生物や自然環境については、自然環境保全検討委員会で検討しており、それらが生育しやすい環境も考えて事業を実施していく。

NEXCO:

各委員と相談しながら、施工後は維持管理を行う関係機関と調整し、より良い対策を今後、実施していく。

行政C:

将来の管理者側の意見としては、河川の水位が保てないのであれば対策は必要だが、できるだけ今と変わらない状態にしてほしい。

行政C:

非排水構造(WT:ウォータータイト)の始点は湧水の出ている地点なのか。本来はその手前からやっていくべきではないか。

NEXCO:

その手前から、水が漏れない対策を講じるので、同じ非排水構造の区間と考えてよい。

委員A:

最先端の前方探査技術である超長尺ボーリングを道路トンネルでは初めて使い、湧水の多い箇所を特定して非排水構造の始点を決めた試みを理解していただいた。

勝尾寺川周辺の対策として、仮設の高密度ポリエチレン管による河川の切り廻し、河川の三面張、河床の床版コンクリート、U字溝の施工を報告した。

モニタリングに関して、データが蓄積されてきたのち、各データの信頼性について検証し、モニタリングについてさらに良い方法があれば、検討する。

事業者・関係行政・委員会の三者が一体になって、より良い社会基盤を作っていく。

以上

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