OVERSEAS BUSINESS

海外事業

海外事業のビジネスモデルを確立し、
さらなる成長を目指す

日本政府がインフラシステム海外輸出を推進する中、NEXCO西日本は、道路建設・維持管理で培った技術を活かして海外展開を進めています。
本社の海外事業部を中心に、米国子会社であるNEXCO-West USA, Inc.とインドネシア事務所を拠点として、
点検技術の外販や高速道路運営プロジェクト(PPP事業)、先進国道路PPP事業参入への試み、コンサルティング事業等を行っています。

※PPP(Public Private Partnershipの略):官と民がパートナーを組んで事業を行う官民連携の形態

米国子会社「NEXCO-West USA, Inc. 」の挑戦

2011年に米国での橋梁点検業務参入を目的に、ワシントンD.CにNEXCO-West USA, Inc.を設立(現在はヴァージニア州に本社を移転)。赤外線や画像診断技術を用いた構造物点検やコンサルティング事業を展開しています。
設立以来、オハイオ州道路橋オーバーレイ層付着健全度調査、ワシントン交通局の地下鉄トンネル点検など、着実に実績を積み重ね、日本の点検技術を用いて米国におけるインフラ点検に貢献しています。カリフォルニア州政府の道路構造物点検車両にNEXCO-West USAの赤外線技術が採用されるなど、NEXCO西日本の技術の優位性が米国でも認められています。
2016年には、ブラジルの水力発電用のダム管理公社から、ダムの亀裂を検出する「イタイプダム点検プロジェクト」を受注。橋梁だけでなく、ダムやビル外壁、トンネル、アスファルト舗装など、適用範囲を広げ、さらなる技術外販を促進していきます。

▲橋梁点検
▲地下鉄トンネル点検

インドネシア高速道路
PPP事業への参画

NEXCO西日本は、アジア地域におけるインフラ分野の情報取集と、国内で長年培った高速道路の建設・保全技術を生かした技術コンサル業務の受注を目指し、2011年、インドネシアのジャカルタに事務所を開設しました。
これを足掛かりに、2014年及び2020年には、現地企業2社の株式を一部取得し、日本の高速道路会社としてはじめて、インドネシア道路PPP事業に参入しました。
さらに、株式を取得した現地企業2社のうち1社と、2015年に包括的技術連携の覚書を締結。その企業が参画または、参画を検討する事業において、当社の保有する技術やノウハウを活用し、インドネシアにおける道路事業の質の向上・発展に協力支援を行ってきました。
包括的技術連携の取り組みとしては、構造物点検管理ツールの共同開発による維持管理業務の効率化や、舗装補修管理手法についての現地調査及び技術的助言などを行っています。
NEXCO西日本は現地のパートナー企業や事務所と協力し、今後もインドネシアにおける高速道路PPP事業参画を通じて、地域社会及び経済の持続的発展と成長に寄与していきます。

▲現地企業との打ち合わせ
▲点検管理ツールの実践

インドネシア
A.P.ペタラニ高架有料道路が開通

2021年3月、経営参画する海外の高速道路の新規建設区間としては初めてとなるA.P.ペタラニ高架有料道路が開通しました。NEXCO西日本は、包括的技術連携を基に品質管理アドバイザーとして社員1名を出向させ、設計・施工方法の提案や品質・安全性向上等の技術指導・支援を行うことで、工事の完成に寄与しました。

▲ 開会式同日夕方に開通区間を視察されたジョコ・ウィドド大統領

先進国道路
PPP事業参入への試み

パートナー企業である「JEXWAY」と共に、先進国道路PPP事業への参画を目指し、情報収集やプロモーション活動を行っています。世界的道路組織「世界道路協会(PIARC)」が主催する「世界道路会議」の日本パビリオンに出展。世界各国から道路行政関係者、土木技術者、専門家に向け、NEXCO西日本の維持管理技術や運営ノウハウなどを紹介するとともに、情報交換・技術交流を行っています。

コンサルティング事業

アジア地域を中心とした開発途上国において、高速道路運営を支援するコンサルティング業務に取り組んでいます。JICAや経済産業省の案件を中心に、2007年から現在まで受注件数は約30件に達します。
特にインドネシアにおいて、2014年に参画したPPP道路事業とあわせてコンサルティング業務を実施することにより、他のビジネスフィールドに事業を拡大する契機となるよう取り組んでいます。

国際協力・貢献活動

国際貢献の一環として、国土交通省やJICAと連携し、アジア、アフリカを中心とした国からの研修生を受け入れています。高速道路建設や維持管理に関するノウハウや技術の指導を通して交流を行っています。