PROJECT 02

未来につなぐ信頼の道
「新名神高速道路」

01

「新名神高速道路」は、
いくつもの使命を託された、
新しい「日本の大動脈」

日本の新たな大動脈として「新名神高速道路」の整備が着々と進んでいます。約60年前に整備された「名神高速道路」を補完し、名古屋~神戸間をダブルネットワーク化することで、移動時間短縮や物流機能を強化するとともに、緊急時や災害時の代替路として、そして新しいモビリティ社会に応える道として期待されています。
草津JCT~亀山JCT、城陽JCT・IC~八幡京田辺JCT・IC、高槻JCT・IC~神戸JCTはすでに開通し、多くの方にご利用いただいています。現在は大津JCT(仮称)~高槻JCTのうち、約36kmの建設および、甲賀土山IC~大津JCT間の約28kmの6車線化事業を進めています。

6車線化事業

全線を通してのスローガンは、「未来につなぐ信頼の道」。過去に経験したことがないような災害が発生した場合でも、道路サービスを間断なく提供し続けることができるよう、計画段階から技術体系を検討。従来のレベルを超える万全な防災・減災対策を講じたり、最先端の技術を導入したりするなど、安全・安心で快適な新しい交通サービスをお客様に提供できるよう努めています。

02

新名神高速道路建設の現場

大津JCT~
城陽JCT・IC

2008年に開通した新名神・甲賀土山IC~大津につながる、滋賀県大津市から宇治田原町、城陽市の城陽JCT・ICまでの25.1㎞の区間です。土工区間が約6割、橋梁区間が約3割、トンネル区間が約1割と土工比率が高いのが特徴。区間内には、休憩施設として新名神大津SA(仮称)を建設します。

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MOVIE

新名神建設プロジェクト動画

社員ひとことコメント

「開通を楽しみにしている」という
期待に応えたい

新名神高速道路の建設によって、交通の分散や渋滞の緩和が実現し、幅広い地域に貢献することができることにやりがいを感じます。実際に、地権者の方や地元の方から「開通を楽しみにしている」というお声掛けをいただくことも多く、このような大きなプロジェクトに関わることができる点に誇りを感じます。

佐々木 優衣

事務

佐々木 優衣
関西支社 新名神大津事務所
用地課

自分や工事区の判断が
カタチに残る喜び

大津JCT(仮称)から約2.5kmのJCT本線橋・JCTランプ橋・本線橋および土工区間の工事を担当しています。安全を第一に、工程を守り品質を確保したモノづくりができるか、日々模索し受注者と調整しながら事業を進めています。自分や工事区の判断が現場にエッセンスとして残る仕事にやりがいを感じています。

世良 祐樹

土木

世良 祐樹
関西支社 新名神大津事務所
大津上田上工事区

現場を見て
最良の方法を検討する

大津大石工事区の土工を担当しています。実際に現場に入ると、当初の予定通りではうまくいかないこともたくさんあります。まずは現場を見て、意見を出し合い、最良な方法を決めていくようにしています。高速道路はモノと一緒に人の『想い』も届ける大切な道。その一翼を担うことにやりがいを感じています。

山縣 美和

土木

山縣 美和
関西支社 新名神大津事務所
大津大石工事区

よりよい緑化計画を模索

環境保全と高速道路整備の両立を担うのが造園職の仕事です。環境調査や試験施工などを実施し、自然環境保全や緑化方針を検討。現在は、のり面に植える草の候補を試験区で検討しています。実際の施工に入るのはもう少し先ですが、事業エリアをしっかり緑にして地元の方にお返しできるよう努めたいと思います。

川﨑 翼

土木(造園)

川﨑 翼
関西支社 新名神大津事務所
工務課

新名神に新技術や新工法を導入したい

現在、基本設計と呼ばれる設備の配置等の図面作成を進めています。その中でも、設備を設置するために必要な基礎や管路、トンネル壁面への箱抜きなどは、土木工事と調整しながら先行して施行しています。設備配置の検討にあたっては、建設と保全両方を兼ね備えた視点が重要となります。ゼロから道路を建設する貴重な機会。視野を広げ、ただ従来の設備を設置していくだけではなく、新技術や新工法を検討し導入していきたいです。

江﨑 暢章

施設(電気)

江﨑 暢章
関西支社 新名神京都事務所
施設工事区

八幡京田辺JCT・IC~
高槻JCT・IC

八幡京田辺JCT・ICから枚方市域を通過し、一級河川の「淀川」を渡って高槻JCT・ICへつながる延長約10.7kmの区間です。枚方市域は住宅街の通過となるため、シールド工法による地下トンネル構造。トンネルを出た後は、淀川を越え、幹線道路、新幹線含む鉄道、名神高速道路を横過し、山岳地を抜け高槻JCT・ICへと続きます。

鵜殿(うどの)ヨシ原

高速道路の橋梁が横過する淀川河川敷には、「鵜殿(うどの)ヨシ原」と呼ばれる動植物の生息地があり、雅楽の楽器である篳篥(ひちりき)に用いられる貴重なヨシが採取される場所。事業者として自然環境はもちろん、歴史的・文化的にも重要な場所であることを認識の上、環境保全に配慮した橋梁計画を実施するとともに、植物学や生態学等の専門家からなる委員会を設置し、道路建設と自然環境保全の両立に向け、全力で取り組んでいます。

社員ひとことコメント

高速道路建設の第一歩を担う

新しい高速道路は、私たち用地課が取得した土地の上に建設されていきます。事業者の顔として丁寧かつ慎重にご説明し、土地所有者の方や関係者の方にご納得いただけるよう努めています。開通に向けて着々と高速道路の構造物ができていく姿を見ると、やりがいや達成感を味わえるとともに、感動を覚えます。

新井 翔斗

事務

新井 翔斗
関西支社 新名神大阪西事務所
用地課