Introduction 02 Civil Engineering

土木系職種入門

高速道路という土木構造物を造り、守る。
社会貢献度の高いインフラを
次代につなぐ仕事

NEXCO西日本の土木系職種には、土木と造園の２つがあります。
どちらも、事業主体（発注者）として、高速道路の事業計画から
設計・工事・完成・運用・維持管理（保全）まで、すべての業務に関わります。
「エコロード（自然環境に配慮した道づくり）」を基本に、
地域の方々の暮らしと自然環境が共生できる高速道路事業を推進していきます。

土木系の活躍のフィールド

高速道路を造って守り、高め、広める。
土木・造園が担当する業務を
事業別に紹介します。

造る建設事業での土木系社員の仕事

いくつもの
建設プロジェクトが進行中。
自らの仕事が
｢地図｣に載り､
地域を変えていく

建設事業には「新名神高速道路」のように新しく高速道路を整備する「新規建設事業」と、混雑緩和や防災、緊急輸送路機能強化のため既存の高速道路を拡幅する「４車線化・６車線化事業」があります。安全で低コスト、そして高耐久性を追求しながら、生活を支える社会インフラの整備を続けています。

●新規建設事業 新名神高速道路: 城陽JCT・IC付近; 城陽JCT・IC付近; 大津大石トンネル; 大津JCT

この仕事の社員をみる

徳島南部自動車道: 吉野川サンライズ大橋; 吉野川サンライズ大橋

●6車線化事業 新名神高速道路: つめた谷橋; 金勝山トンネル坑口付近

●4車線化事業 広島呉道路: 海上運搬拠点整備工; 工事予定地

この仕事の社員をみる

守る保全サービス事業での土木系社員の仕事

24時間365日高速道路を守り
安全・安心かつ快適な
走行空間を提供する

保全サービス事業は、道路の維持管理（保守点検・維持修繕）、老朽化対策、災害対策、交通管制、料金収受など様々な業務があります。土木系社員がメインとして活躍するのは、切盛土や橋梁、トンネルなどの保守点検・補修工事や「高速道路リニューアルプロジェクト」です。「高速道路リニューアルプロジェクト」では、高速道路ネットワークの機能を将来にわたり維持していくため、老朽化した橋梁やトンネルなどの構造物の大規模な更新や修繕を実施。新規建設よりも施工条件が厳しく、難易度が高い場所も。約15年におよぶ長期プロジェクトに、今、社員たちが取り組んでいます。

●中国道リニューアルプロジェクト: 池田IC付近; 道路では全国初となるジャッキアップ工法

●保全業務: 橋梁点検

この仕事の社員をみる

高める技術開発/環境保全での土木系社員の仕事

技術で地域の生活環境や
自然環境が共生できる
道路事業を目指す

技術開発では、道路構造物の建設、保全に関する技術開発を行います。
環境保全では、中央分離帯やのり面、SA・PAなどの緑化による自然環境保全や景観向上、周辺住民の安全確保、防音、リサイクルなど、環境に関する様々な業務を担当しながら、地域と高速道路の「つながり」を深めていきます。

●技術開発: 高解像度カメラによる点検支援技術; ｢別楚谷橋(べっそだにばし)｣非鉄製橋梁超高耐久橋梁(Dura-Bridge®)

●環境保全: のり面緑化; 新名神淀川渡河区域鵜殿のヨシ原保全

この仕事の社員をみる

広める海外事業での土木系社員の仕事

技術外販とPPP事業^※

本社の海外事業部を軸に、米国子会社であるNEXCO-West USA, Inc.とインドネシア事務所を拠点に、点検技術の外販や開発途上国の高速道路開発プロジェクト（PPP事業）に関するコンサルティング業務等を行っています。※PPP（Public Private Partnershipの略）：官と民がパートナーを組んで事業を行う官民連携の形態

: 橋梁点検（アメリカ）; 有料道路の建設に貢献（インドネシア）

支えるコーポレートでの土木系社員の仕事

経営と社員の活躍を
支える

さまざまな業務で身に付けた技術や知識を生かし、お客さま・地域の皆さまに信頼いただける会社、そして、社員全員が働きがいをもって仕事に取り組める会社・組織づくりに取り組みます。

この仕事の社員をみる

新しい技術の積極導入

日本初、
世界初の構造物に
かかわるチャンスも

道路構造物の永続的な安全性・健全性を確保するためには、技術の向上に努めることが欠かせません。老朽化対策や大規模地震を想定した建設・保全を行っていくために、新たな基準を設け、技術開発や導入に積極的に取り組んでいます。こうした、まだ誰も取り入れたことのない技術など、フロンティアに挑戦するのがNEXCO西日本のDNA。これまで数々の世界初、日本初の技術を導入してきました。これからも、NEXCO総研やグループ会社、大学、メーカー等と連携しながら、よりよい技術開発を行っていきます。

導入・実施事例

＜新名神高速道路「武庫川橋」＞ バタフライウェブを採用した世界初のエクストラドーズド橋

＜新名神高速道路「近江大鳥橋」＞ PCエクストラドーズド形式の波形鋼板ウェブ橋では世界初

＜中国自動車道リニューアル工事＞ 道路では全国初となるジャッキアップ工法

ジョブローテーションとキャリア

入社後は、建設事業や保全サービス事業、コーポレートなど、ジョブローテーションで様々な業務を経験しながらキャリアを重ねます。
また、事務系・土木系・施設系共に西日本エリア（滋賀～沖縄）、東京、海外など、当社事業所が所在する地域への転勤（2～3年程度に1回）があります。配属先で様々な業務を担当しながら、リーダーシップやマネジメント力を養うことにより、NEXCO西日本グループ全体を俯瞰的に捉え、高速道路事業の可能性を広げていくことができるような人材として、経験を積んでいきます。