事務系・土木系・施設系。
ライフステージで変わる価値観。
働き方を柔軟に選ぶ
阪口 優子SAKAGUCHI YUKO
本社 人事部
労務キャリアライフ支援課2009年入社 人間科学研究科修了
社会貢献できる仕事に就きたいと入社し、経理や料金業務を担当。産休・育休を取得し、復職。現在二児の母。
事務
渡瀬 梓WATASE AZUSA
本社 保全サービス事業部 改築課2008年入社 工学部 建設学科卒
土木職として、工務や改良工事、橋梁設計などの業務を担当。入社4年目に、制度を活用して海外留学。
土木
上殿 明日香UEDONO ASUKA
関西支社 福崎高速道路事務所
施設課2017年入社
生活環境学部 生活環境学科
建築デザインコース卒
建築だけでなく、機械・電気・通信にも携われることに魅力を感じ入社。社屋やPAの改築工事に携わる。
施設(建築)
現在の仕事について
事務、土木、施設、
それぞれの仕事
上殿
現在、関西支社 福崎高速道路事務所の施設課で、保全業務に携わっています。学生時代に専攻していた建築の知識を活かしながら、事務所の建て替え工事を計画したり、SA・PAの改修工事を担当したり。グループ会社や関係者と調整しながら業務を進めています。
渡瀬
高速道路事務所は、NEXCO西日本とお客さまをつなぐ最前線。上殿さんは、いま現場で頑張っているんだね。
上殿
入社して最初の配属先は支社だったので、高速道路事務所は初めて。改修工事の資料作成、工事の進捗状況確認、現場立会など、初めてのことばかりで戸惑うことも多くありましたが、上司や先輩と協力しながら少しづつ前に進めていきました。
渡瀬
そうだと思う。私も土木職として現場を担当してきたから、よくわかるよ。
現在は、本社の保全サービス事業部 改築課で、「高速道路リニューアルプロジェクト」を担当しています。このプロジェクトは、老朽化が進む高速道路機能を将来にわたって維持できるよう、橋梁やトンネルなどの構造物をリニューアルするもの。実際に工事を進める現場をサポートし、本社の立場で事業全体の進捗管理や対外協議を行っています。
阪口
私は、労務キャリアライフ支援課でダイバーシティ推進業務を担当しています。例えば、社員のみなさんが自分らしく働けるような会社の風土づくりのための講演会やイベントの企画をしたり、キャリアについて考える機会を作ったりしています。
渡瀬
最近、よりいっそう働き方についての制度が充実してきたように感じます。
阪口
そう言ってもらえるとうれしいです。ダイバーシティに対する意識醸成をもっと進めていこうと、今、いろいろ取り組んでいます。
仕事のやりがい
仕事に対する反応が、
モチベーションに
阪口
仕事で嬉しいのは、やはり、自分が携わったことに反応をいただいたとき。社内向けメールマガジン「じゃんくしょん」を企画し、情報発信しているのですが、最近、「男性の育休取得促進」を意識した号を配信。子育て中の男性社員にインタビューして、育児休業や時差出勤などの制度を活用しながら、仕事と子育てをどうやっているかを紹介しました。
上殿
みなさんの反応はどんな感じだったんですか?
阪口
「大事な取り組みですね」とか「会社も変わってきたなと感じました」とか。そういったコメントをいただけたことが嬉しかったですね。会社全体の風土を一気に変えることは難しいけれど、一人ひとりの意識に働きかけていくことができたのではないかと感じられ、やりがいを感じました。
渡瀬
男性の育休取得、着実に増えてきていますよね? 性別を問わず、ワークライフに関する制度活用が進んでいるように感じます。
阪口
はい、実際、取得者も増えています。ダイバーシティを推進することで、やりがいをもって働ける環境になることを目指しています。上殿さんは、どんなところにやりがいを感じていますか?
上殿
私も阪口さんと同じで、自分が仕事に対して、お客さまやスタッフさんから「お手洗いがきれいになって使いやすい」「掃除がしやすくなった」という声をいただいたとき、やりがいを感じました。
阪口
それは、先ほど伺った、SA・PAの改修のこと?
上殿
はい。お手洗いの改修工事を担当したのですが、調整がなかなか大変で・・・。多くのお客さまが利用する、G.W.までになんとか完成させたいと、上司や施工業者の方と何時間にも及ぶ打合せを繰り返し、協力いただけたおかげで、4月中旬にオープンすることができました。そのときは、本当に嬉しかったです。
渡瀬
自分の仕事が、建物や道路になって多くの方が利用すると思うと、やっぱり嬉しいよね。私も、本社に異動になる前の九州支社 建設事業部 構造技術課で、橋梁の設計を担当したとき、とてもやりがいを感じました。それは、高速道路の4車線化の設計で、どんな橋にするのか協議を重ねて。
上殿
大変そうですけど、面白そうですね!
渡瀬
橋梁の設計は、私がやりたかった仕事のひとつ。まずは現地を見て、どのような形式の橋にするのか決めていきます。そこで決まった方針をもとに、設計、工事が進められていきます。
阪口
その橋は、もう、完成したんですか?
渡瀬
今、まさに工事が進められているところです。数年後、自分たちが携わった橋梁が完成すると想像するだけで本当にワクワクしますし、やりがいを感じます。
女性の働き方
やりたい仕事と
ライフイベント、
どう折り合いをつける?
上殿
私は入社5年目。今は、目の前の業務に集中していて、これからどんな風に働くのか、あまりイメージできていませんが、お二人はどうだったんですか?
渡瀬
私は、最初に福岡工事事務所で建設の現場を担当しました。その後、海外留学制度を利用して、2年間アメリカ留学へ。橋梁点検技術などを学びました。海外事業にも興味があることを上司に伝えていたら、早々にチャンスがまわってきて。当時、まだ入社4年目だったので不安もありましたが、挑戦してみることにしました。
上殿
ええっ! そうなんですね。私も海外に興味があります。
渡瀬
ジョブローテーションやライフイベントのタイミングもあると思うけど、やりたいことは、上司に伝えた方がいいと思うよ。
上殿
キャリアについて意向を伝えるって、大切なんですね。
渡瀬
ジョブローテーションでいろいろな業務を経験することも、とても大切だと思う。帰国後、関西の2つの事務所で、名神高速道路の集中工事をはじめとする保全業務を担当したけれど、それが今の仕事にとても活きているので。実際に経験すると、多様な業務が「これからの高速道路サービス」という一つの道につながっているのがよく分かる。今後も色々な分野を経験してみたいと思っています。
阪口
働き方について上司に相談することは、とても大切だと私も思います。私は、入社後、関西支社の経理課に配属になり、その後、同じ支社の料金課に異動。そこで、予算管理や料金収受機械の保守整備業務などを担当しました。やりがいはあるけれど忙しく、残業もある。結婚して子どもができたときに、復職して今の部署でやっていけるか不安に思いました。
渡瀬
それで、上司に相談を?
阪口
産休育休を1年間取得し、復帰の前に、上司と今後の働き方について面談したときに、短時間勤務制度を利用しながら働きたいことを伝えました。復帰後の配属は、経理課に。決算期などの繁忙期はありますが、業務量をメンバーで調整してくださるなど、定時で帰ることができ、ここでまた頑張ろうという気持ちになりました。
今は制度として、妊娠期、休暇前、復帰前、復帰後に、上司による面談があるので、私が産休育休を取得した当時より、サポートが手厚くなったと感じます。
上殿
お二人の話を伺って、私もこれからのことを考えないといけないと思いました。今は、自分の専門ではない分野についての知識を増やしたいので、自分の勉強する時間を決めて、集中して仕事をするようにしています。
阪口
その気持ち、よくわかります。担当の業務があるとそれに集中し、今後の自分の働き方について、考える暇がないというか。渡瀬さんがおっしゃったとおり、ライフイベントとのタイミングやバランスを考え、どう働くか考えることも大切だと思います。
これからについて
自分に合った
働き方の実現に向けて
上殿
学生時代に海外留学したことがあり、海外事業に興味があります。そうした社員を対象とした海外事業についての研修にも参加し、新たな発見もありました。できれば、いつか米国グループ会社「NEXCO-West USA, Inc.」に出向し、海外勤務をしてみたいです。
渡瀬
「NEXCO-West USA, Inc.」は、赤外線や画像診断技術を用いた構造物点検やコンサルティング事業をやっているグループ会社だけど、どんなことを経験してみたいの?
上殿
橋梁だけでなく、トンネルやビルの外壁など、点検の適用範囲を広げ、さらなる技術外販を進めていると聞いています。施設系社員として、私がどんな役に立てるのかはよくわかりませんが、様々な業務を経験してみたいという気持ちです。文化だったり、環境だったり、そういうものを体験し、仕事に生かしていきたいな・・・と。
渡瀬
ぜひ叶えて欲しいですね。私は改築課へ異動になって新しい分野に携わり、知識も技術力もあって尊敬する人たちに囲まれて仕事をしているので、今は、この環境でこの方たちから学びたい。自分自身のスキルを向上させるチャンスだと感じています。これからやりたいことはたくさんありますが、ライフイベントとのバランスを取りながら選択していきたいと思っています。
阪口
自分の理想の働き方や大切にしたい価値観は、ライフステージで変わっていくものだと私自身感じているので、自分の理想の働き方について、家族や上司としっかり話し合いながら柔軟に選んでいけたらいいのではないかなと思います。
渡瀬
そうですね! 自分の理想の働き方を柔軟に選んでいきたいです。
阪口
私は今、「キャリア相談窓口」の運営を担当しています。今後の働き方や自分のキャリアについて悩んだときとかに、気軽にキャリアコンサルタントに相談できるという制度です。この相談窓口ではキャリアコンサルタント(国家資格)の資格を持った社員が対応することになっているのですが、その勉強をしており、先日、無事合格しました。
渡瀬
上殿
わー! すごい! おめでとうございます。
阪口
ありがとうございます! これから相談員として、共に働く社員のみなさんが抱える悩みや課題に寄り添いながら、それを解決するための力になれるよう努めていきたいと思っています。それが、私の目標です。
渡瀬
上殿
よろしくお願いします!
みなさんへのメッセージ
3つの職種の先輩から
就職活動中のみなさんへの
メッセージ
上殿
私の専門は建築ですが、施設系は、建築を含めた、機械、電気、通信の4分野すべてに携わります。女性の視点を生かした提案も取り入れてくれるので、ぜひチャレンジしてほしいと思います。
例えば、お手洗いの改修だったら、お化粧直しができるパウダーコーナーの提案や、赤ちゃんのおむつを替えるときに必要なスペースやフックの設置、気分をリフレッシュできる配色など、男性には気づきにくいユーザー視点も必要です。提案の根拠について熱意をもって伝えることで、NEXCO西日本の設備を、お客さまにとってより快適な空間に変えていくことができるのです。施設系の女性社員が携わった改築・改修実績がどんどん増えています。みなさんもぜひ仲間に加わってほしいです!
渡瀬
土木系、施設系と技術職の女性が増えて、私自身、とても嬉しく思っています。
男性が多い職場ですが、仕事上、女性だから、男性だからというようなジェンダーギャップを感じることはほとんどありません。女性・男性という括りに限らず価値観や考え方は一人ひとり違うと思うので、多様性を尊重しながら、より働きやすい環境になればいいなと思っています。
ジョブローテーションもあり、全く異なる部署に異動になるときは、新しい業務に慣れるまでは大変なこともありますが、それよりも自分の経験や知識が増えていく面白さの方が大きいと思います。多岐にわたる業務を経験できるのも魅力だと思います。いろんな仕事をやってみたい人に向いていると思います。
阪口
土木系、施設系に負けず、事務系も仕事の領域が広く、様々な業務が経験できます。事務所、支社、本社と同じ料金に関する仕事であってもその業務内容は異なりますし、コーポレートのような、会社全体に関わる仕事もあります。
働き方についても、私の場合は子供ができてからは育児にも時間をとれるよう両立しながら働くという働き方を選択しましたが、人によっていいと思う働き方は様々だと思いますし、希望を伝えていろいろな道を上司と相談しながら探していけるような会社だと感じています。ダイバーシティ推進の担当者として、社員の皆さんが自らが納得して選んだ働き方をしてもらえるよう、風土づくりや様々な選択肢の提案をしていけたらいいなと思っていますので、ぜひ、ご応募ください!
阪口
渡瀬
上殿
ぜひ一緒に働きましょう!