濵 千鶴
HAMA CHIZURU
九州支社 佐賀高速道路事務所 施設課
2019年入社 建築学科卒
建築の仕事は、かたちに残る仕事。
日々の点検や改修工事を通じ、
満足いただける施設となるよう、
計画を推進
濵 千鶴
HAMA CHIZURU
九州支社 佐賀高速道路事務所 施設課
2019年入社 建築学科卒
保守点検や
改修工事を通じ、
サービス向上を図る
高速道路には、高速道路というサービスを提供するための様々な施設があります。例えば、SA・PAやトールゲートといった建築物、ETCや交通管制システムなどの通信設備、道路照明や受配電などの電気設備、トンネルの非常用設備などの機械設備と、多種多様。こうした設備の保守点検や改修、更新などを担うのが私の部署の仕事です。
その中で私は、SAや高速道路事務所の増改築に向けた設計・発注業務、ETC設備更新業務を担当しています。SA・PAは、ドライブ中の休憩施設としてお客様がよく使う場所のため、様々な意見や要望が寄せられます。本社のお客様センターに集められた声は、社内ポータルサイトを通じて私たちのもとに届きます。「ベビーコーナーでお湯が使えるようにして欲しい」、「店舗の照明をもっと明るくしてほしい」など、要望は多岐にわたります。そうした意見を少しでも反映できるよう計画していきたいと思っています。
改修業務は、自分一人で進められる仕事はほとんどありません。多くの部署や関係者と調整し、計画から完成まで数年かけて実施するケースが多いからです。そこで心がけているのが、わかりやすく資料を作成すること。自分がやる仕事は誰かから引き継ぎ、そして誰かに引き継いでいく。その継続があって初めて高速道路サービスが実現するのです。日々、新しい知識を学びながら、業務を進めています。
2021年8月、佐賀高速道路事務所に赴任した直後、北部九州豪雨災害を経験しました。前線の影響で大雨の予報が出ると、社員たちが続々と防災対策室へ。初めての警戒態勢。私はSA・PAを回り、安全確保のため通行止めを行う可能性があることや、高速道路を降りて頂くことをお客さまへ案内する担当になりました。土地勘もない中、一般道や迂回路の情報をポケットに詰め込み、案内につとめました。豪雨によって、長崎自動車道の東脊振IC~佐賀大和IC間は、のり面変状による災害で通行止めに。応急対応の後、土木系社員がのり面の復旧作業を行い、同時に、私たち施設系社員は、のり面災害等の発生予測や早期発見を行うための監視カメラの設置を担当しました。今後の何か設備を計画する際には、災害時を想定して取り組まなければと思いました。
建築学科で「ZEB(ゼブ:ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」など、空調設備の省エネシミュレーションを学んでいたこともあり、商業施設や公共施設など、多くの人に使ってもらえる施設の建築に携わりたいと思っていました。NEXCO西日本は、教授に薦められた企業のうちの1社。高速道路のSAは身近な存在だったので、実際にNEXCO西日本で働く先輩から、話を聞くことにしました。その方から、設計も発注も現場の管理もできることや、ジョブローテーションがあって様々な場所で経験を積むことができると聞き、私が希望する働き方に合っていると思い、入社を決めました。
建築の仕事は、かたちに残る仕事です。そして誰かに使っていただける、人の役に立つ仕事だと思います。まずは、今任されている改修工事をきっちり完工させたい。施設職としてはまだ駆け出しで、電気や機械、通信についてはまだまだこれからです。せっかくNEXCO西日本に入社したのだから、上司や先輩たちから学びながら、すべての領域についての理解を深め、業務を進めていきたいと思っています。
完全週休2日制で、きちんと休みが取れる会社です。異動で、実家のある福岡が近くなったこともあり、よく甥っ子と遊んでいます。学生時代の友達と近県の観光地に行ったり、カフェでランチを楽しんだり。自分の時間を満喫しています。
自分がやりたいことを実現できる会社だと思います。異動や働き方について面談を通して伝えることができるので、大きな仕事がしたい人も、専門性にこだわった仕事をしたい人もその機会を与えてくれます。まわりとコミュニケーションを取りながら調整し、業務を進めていくので、話し好きの人に向いているかもしれません。頼りになる方々に囲まれながら、成長できる環境があると思います。