三井 大和
三井 大和

高速道路というサービスを
新しい通信基準や技術導入で
バージョンアップしていく仕事

施設(通信)/技術開発

三井 大和
MITSUI YAMATO

本社 技術本部 施設部 施設技術課
2016年入社 工学部 情報・経営システム工学 修了

現在の仕事

次世代ETCなどの
技術基準、
設計基準等を策定

技術本部 施設部は、技術基準や設計基準等を策定する部門です。高速道路施設への新技術導入の検討や、現在の状況に合わせた過去の技術基準の見直しを行っています。検討や見直しをする新技術・技術基準に則って各地の高速道路施設の整備が進められるため、自社のみではなく、ETCメーカーやNEXCO東日本・中日本、NEXCO総研(高速道路総合技術研究所)など、外部を含め様々な方の技術や意見を集約しながら慎重に進めています。
施設の中でも通信担当として、私が検討を進めているのは、ETC専用化に向けた料金機器の開発やETCシステムの仕様検討・策定です。ETC専用化は、料金所をETC車両専用にすることで料金所のキャッシュレス化・タッチレス化、戦略的な料金体系導入を推進し、利用者利便性の更なる向上を図るものです。こうした新しい取り組みは、それぞれメリットもデメリットもありますから、利用者にとってよりよいシステムとなるよう、検討を重ねて作り上げていきたいと思っています。

ONE DAY

9:00
始業・
オンラインミーティング
ETCメーカーやNEXCO東日本・NEXCO中日本と新たなETCシステムの仕様に関する打合せ。
12:00
昼食
先輩たちと一緒に、本社近くの和食の店へ。おいしい魚料理に満足。
13:00
打ち合わせ準備
午前中の話をまとめ、技術基準の素案や社内説明用の資料を作成。
15:00
オンライン英会話
留学希望制度を使用した英国人との英語学習。社内制度を活用することで職務時間内に学ぶことができる。

仕事のやりがい

沖縄高速道路事務所での
経験が今に活きる

NEXCO西日本は、本社・支社・事務所といった職場があり、本社は全社・全国に影響を与える仕事、支社や事務所では、より現場に近い実施部隊として具体的な事案に携わることができ、それぞれに仕事の魅力があります。
私は現在、高速道路の課金システムの仕様策定に携わっており、自身が検討したシステム仕様が全国に展開されるため、プレッシャーを感じる反面、非常にやりがいのある仕事であると感じています。
また、本社で仕様策定といった全社・全国に関わる仕事をしていますが、この仕事に就く前は沖縄高速道路事務所で、交通管制システムの企画・設計や運用・保守、沖縄自動車道の無線システム構築を担当していました。システムの担当者として、システム障害の際は自身で障害原因の調査をしたり、台風などの災害に活用できる地図アプリを開発したりといった仕事に携わりましたが、現場の課題を自身で解決することに魅力を感じていました。
本社・事務所と仕事の内容に差異はありますが、事務所での経験が現在の仕様策定等の業務にも活かせていると感じています。

入社動機

土木と情報工学、
双方を活かせる仕事に

就職活動当初は、IT企業への就職を考えていました。しかし、高専で学んだ土木工学の知識、大学院で学んだ情報工学、その双方の知識を活かし、自分の土俵で戦ったほうがよいのではないかと活動しているときに出会ったのがNEXCO西日本でした。
一般的に、メーカーやIT会社は、発注者の依頼を受けてサービスをつくりますが、NEXCO西日本は、高速道路を起点に何ができるかというアプローチを自分たちで考え、つくっていくことができます。これからの高速道路に必要なサービスをIT技術を活かして生み出していきたいと思い、入社を希望しました。

三井 大和

私の目標

業務を進める中で、セキュリティの技術をもっと身に付けたいと思い、サイバーセキュリティ・プログラムを実施している米国の大学への留学を希望。現在、会社の留学支援制度を利用して、英語の学習をしています。留学で語学力と通信職としての技術力の基盤を強化し、業務を通してさらに磨いていきたいと思っています。

オフの過ごし方

休日は、テニスや読書、映画鑑賞を楽しんでいます。旅行、特に温泉が好きなので、まとまった時間を見つけては旅を楽しんでいます。(現在は、コロナであまり行けませんが...)

offtimeの写真
就活中の学生さんへメッセージ

自分たちのアイデアや思いを、施設・設備やアプリ、サービスというかたちにして、社会に還元できる点に魅力を感じてます。高速道路というサービスを仲間と一緒にバージョンアップしていく、そんなイメージでしょうか。今は、技術基準や設計基準を通し、未来のかたちを描いているところです。筋を通して議論できれば、受け入れてくれる環境があるので、やりたいことがある人は、ぜひ。